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診療中によくいただく質問です。
専門医試験のために勉強した内容ですが、
子どもができる前と後で、私の内面の力が本当に大きく変わったと感じました。
実際に妻が二度の出産を経験する間、皮膚疾患が出て、
深く悩んできた内容でしたので、今回まとめてみました。
まず、かゆみで来院される方について簡単にお話しします。
妊娠そのものが体の恒常性を崩す原因となるため、
かゆみが出ること自体は、おかしなことではありません。
このとき、かゆみを和らげるためには薬が必要です。
通常このような場合、ステロイドと抗ヒスタミン薬を使用することになります。
ステロイド。聞いただけで少し抵抗を感じる薬です。
しかも妊娠中だとしたら……?簡単ではありません。
今日お決めします。
大学病院に勤めていた頃、妊娠中に全身に発疹が出た方々を見ましたが、
妊娠週数やコンディションによってステロイドを使用する場合があります。
このような場合は、上級病院で診療教授の相談を必ず受け、適切な治療を受けてください。
抗ヒスタミン薬にも数十種類があります。
その中で安全だと報告されている薬についてお話しします。
1. cetirizine/levocetirizine
2. loratadine
3. pheniramine
です。
1に該当する薬:Xyzal、Zyrtec、Neorizin、Neosetin、Netijin、Levocetirizine Tab、Nyujal Tab、Dialon Tab、Lastrin Tab、Lerojin Tab、Levones Tab、Levosedin、Levosejal Tabなどです。
2に該当する薬:Loratadine Tab、Loranil Tab、Loradion Tab、Loradin Cap、Loratain Tab、Aletin Tab、Allostop、Allocap、Aeriusなどです。
3に該当する薬:Peniramin
最新の研究によると、1と2は第二世代抗ヒスタミン薬、3は第一世代抗ヒスタミン薬で、第一世代は高用量を服用すると眠気を引き起こすため、お腹の赤ちゃんも眠くなる可能性があるそうですので、ご参考にしてください。
塗るステロイドや、炎症注射に代表されるステロイド病変内注射は、妊娠カテゴリーCとされています。
実際、少し塗る程度で問題になるほどではないといわれていますが、
実際に、大切な赤ちゃんをお腹に宿したお母さんたちの気持ちは
少しでも害になりそうなことはしたくないと思っています。
私の妻の場合は、抗ヒスタミン薬の服用でできるだけ耐え、保湿剤をしっかり塗って自然に治る方を選びました。
もちろん病変がひどく全身に広がっている場合は、強い薬を使わなければなりませんが、
母の力(?)で耐え抜く姿を見て、尊敬するようになりました……^^
そのため私は、塗り薬もあまり強くはおすすめしない方です。
上でお話しした抗ヒスタミン薬でできるだけ耐えてみるほうが、気持ちが楽になると思います。
次にニキビの薬です。
妊娠するとホルモンバランスが変わり、ニキビが急にできることがありますが、
このような場合、非常に困ります。
妊娠中に 絶対に使ってはいけないニキビの薬
1. isotretinoin(皮脂調整剤)
2. tetracycline系薬剤(抗生物質)
の二つです。
1に該当する薬は皮脂調整剤です。Roaccutane、Isotinon、Nimegen、Isotretinoin、Roitan、Acunetan、Maicutan、Moacutan、Isotren、Isotina、Isotin、Zerocutan、Train、Trenonなどです。
一度服用すると3か月間は妊娠してはならず、妊娠中に服用すると奇形児を出産する可能性が非常に高くなります。
2に該当する薬はMinocin、Doxycycline、Baidoxy、Monosinなどです。
こちらも服用すると体内に5日ほど残るといわれているため、余裕を持って2週間ほどは妊娠しないことをおすすめします。
そのほかにも、水虫や膣炎でお悩みの場合もあります。
水虫の場合、塗り薬の軟膏は問題なく効果も高いので、飲み薬よりも塗る治療になさればよいのですが、
あえて以前からあった水虫を妊娠中に治療する必要があるのだろうか、という疑問は抱きます。
お母さんの気持ちをよく知る私は、ほんの少しでも気がかりなら行わないようにという方針ですので、
ご参考になれば幸いです ^^
膣炎の場合、膣錠は大きな問題にならないといわれていますが、私の専門分野ではないため、
お近くの産婦人科を受診し、専門医のご意見を参考にしてください。
以上で本日の記事を終わります。
みなさまのお肌が穏やかになるその日まで、
一生懸命ブログを書いてまいります。
涼しい気候をぞんぶんにお楽しみください。
ここまで、皮膚科専門医のCho Young-min院長でした。


